Philippines

フィリピン パサイ市において新公共交通のモデル事業に参画。
渋滞など、フィリピン都市部が抱える課題解決のため、MaaSによる「ラストワンマイルのモビリティ革命」への貢献を目指し、開始。

ブロードリーフは、2020年11月よりフィリピン パサイ市における新公共交通のモデル事業に参画。 渋滞など、フィリピン都市部が抱える課題解決のため、MaaSによる「ラストワンマイルのモビリティ革命」への貢献を目指し、開始しました。本実証実験ではフィリピン政府よりパサイ市に配布されたEVトライシクルを活用し、LRT Libertad駅とMall of Asia、Walter Mart Mall(WMall)を結ぶ新規運行ルートで実施中です。

Pasay cityの位置
フィリピンの人口
109,035,343
フィリンピンの面積
298,170
首都マニラの交通状態 TomTom Traffic Index
2 /416
2018年の交通状態に起因する経済的損失 1日あたり
3,500,000,000
2035年の経済的損失 1日あたり
5,400,000,000

フィリピン国内では、
急速な都市化に伴う人口集中
により、様々な問題が社会課題となっています。

フィリピン国内では、急速な都市化に伴う人口集中により、様々な問題が社会課題となっています。特に首都マニラの交通渋滞については、世界416都市の中で2番目※2と深刻な状況です。また、国際協力機構(JICA)の2018年の調査※3によると、フィリピンは1日あたり35億ペソ(約76億円)の交通渋滞に起因する経済的損失があり、今の状態が継続した場合、2035年には1日あたりの経済的損失が54億ペソ(約117億円)に到達すると言われています。この他にも排気ガスによる大気汚染、健康リスク等など、交通渋滞が要因で引き起こされる課題は影響範囲が広く、大変深刻です。

※2:トムトム・トラフィック・インデックス2019
https://www.tomtom.com/en_gb/traffic-index/ranking/

※3
https://www.jica.go.jp/philippine/english/office/topics/news/180920.html

フィリピンのモビリティに関する課題を解決する「新公共交通」として、本モデル事業では、以下のサービスを提供。・移動ニーズの多いパサイ市の新ルートでの運行サービス・Eトライシクルでの運行-運行管理システムを導入した効率的な運行管理・現地訪問型での車両の定期点検整備サービスの提供・モバイルQR決済に対応したキャッシュレス決済の提供(GCashに対応)

※詳細はプレスリリースをご欄ください。
https://www.broadleaf.co.jp/company/press/press_detail/?itemid=206&dispmid=1002

データ基盤:Broadleaf Cloud Platform +Broadleaf
訪問型 点検整備サービス +BLISAM
SMOC:運行管理システム +Zenmov
電動トライシクルの運行 MCMetro
乗客
キャッシュレス決済 +BLITS

Broadleaf

ビッグデータ活用・DX推進
  • パートナー企業を含む各種サービスとの連携API、共通基盤の提供
  • 乗車履歴、運行履歴データ収集、乗客ニーズの可視化、需要予測や運行ルート開発への活用
  • 車両情報、点検修理履歴情報の収集、予兆保全や運行コスト適正化支援への活用

BLISAM

適切な維持管理で安心安全
  • 日次/定期点検による予防
  • 車両情報の一元化、状態把握
  • 維持管理コスト削減への試行

Zenmov

運行管理システムを導入した効率的な運行管理
移動ニーズの多いパサイ市の新ルートでの運行サービス
  • 運行ルート、頻度の最適化
  • ドライバーの運行管理
  • 乗客への乗車案内やEチケットの発行

BLITS

トライシクルにQR決済を初導入
  • ニューノーマルへの対応
  • 乗客の利便性アップ
  • 運賃回収の手間を軽減

Serviceroute

パサイ市新公共交通モデル事業の運行ルート

本実証実験の運行ルートは、鉄道の主要駅から繁華街やショッピングモールまでの目的地まで、定時運行されている交通手段がなく、規則正しく運行される交通インフラの導入ニーズが非常に高いエリアです。

Service route